姿勢コーディネーター資格は、姿勢が悪くなったときの心身の影響や姿勢を良くすることのメリット、良い姿勢を保つためのコツなど、姿勢に関する基礎知識を理解していることを証明する資格です。
本記事では、姿勢コーディネーター資格の魅力を紹介します。より詳細な内容を知りたい方は、資格公式サイトをぜひご確認ください。
姿勢コーディネーター資格(旧:美姿勢コーディネーター)で学べること
姿勢コーディネーター資格について学ぶことで、姿勢と体の関係、姿勢と心の関係、姿勢とゆがみ、姿勢と・・・を知るなど、姿勢に関する基礎知識が学べるようになっています。
例えば猫背の人は、血行不良や代謝が低下し、肩こりや腰痛になりやすいといった特徴があります。
このように、悪い姿勢の場合にどのような悪影響が出るか、どんな姿勢を保ったら健康に生きられるか、良い姿勢を保つコツなども学べるようになっています。
また、姿勢と女性ホルモンバランス、月経や妊娠、更年期障害といった、姿勢と体調の関係も学んでいきます。
姿勢を深く知ることで、人生を健康に、心も豊かに生きられる資格、それが姿勢コーディネーターです。
女性の心身と姿勢の関係
心身と姿勢の関係は、さまざまな医学的研究によって示されています。
例えば悪いことが起きてしまい、心にダメージを受けたことで、がっくりと肩を落とすなど、姿勢が悪くなることはありませんか。
このように、心身と姿勢は密接につながっているのです。
姿勢が悪くなることで起こる悪影響の中でも代表的な3点を紹介します。
肩こりや腰痛
姿勢が悪いと、肩こりや腰痛になりやすくなります。姿勢が悪いと、体中の筋肉や関節に余計な負荷がかかります。余計な負荷が続くことで、肩こりや腰痛などになりやすい体になってしまいます。
新陳代謝の悪化
体内の新陳代謝が悪くなります。姿勢が悪くなると、体の中の臓器や骨盤などの位置が正しい位置からずれます。
臓器や骨盤などの位置がずれることで、筋肉や関節などと同じよう、余計な負荷がかかります。
あまりに負荷が大きくなってしまうと、臓器の働きが弱くなり、消化や吸収、排出がうまくいかなくなります。
結果、体内の新陳代謝が悪くなります。新陳代謝が悪くなると痩せづらい体になるので、注意が必要です。
自律神経による心の不安
心の不安です。心の不安は、自律神経の乱れが原因と言われています。
姿勢が悪いと、呼吸が浅くなります。理由は、横隔膜の動きが悪くなり、人間が生きるために必要な空気が十分に体内に取り込めず、呼吸が浅くなることで緊張状態が生まれます。
緊張状態とは、交感神経が優位になり、副交感神経の動きが悪くなることです。交感神経が優位になると、自律神経のバランスがくずれ、心(精神的)の不安につながってしまうのです。
姿勢とホルモンバランスの関係
姿勢が悪いと、体調だけでなく、ホルモンバランスが悪くなります。
ホルモンバランスが悪くなる代表的な2つのポイントを紹介します。
女性ホルモンの乱れ
1つ目のポイントは、エストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンの乱れです。
エストロゲンはコラーゲンや肌のハリ・ツヤ、育毛や骨や血管、子宮、善玉コレステロールを増やすといった働きがあります。
プロゲステロンは基礎代謝の上昇、妊娠しやすい体、皮脂の分泌などの働きがあります。
これらの女性ホルモンの働きが悪くなると、肌ツヤの悪化や生理痛、感情のコントロールができなくなるなど、ストレスがたまりやすくなります。
骨盤のゆがみが女性ホルモンバランスを崩す
姿勢が悪くなると骨盤の位置がずれることは先程紹介しましたが、骨盤がずれ、歪んでしまうと、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの分泌や生成の動きが悪くなります。
ストレスホルモンの増加
もう1つは、コルチゾールというストレスホルモンの増加です。
コルチゾールには、エネルギーを作るためのホルモンでもあるので、必要なホルモンではあるのですが、コルチゾールが増えると、ストレスが増加し、気分が落ち込むことが増えます。
臓器のズレがストレスホルモンを増加させる
コルチゾールは、腎臓の上にある副腎皮質で分泌されるホルモンです。
姿勢が悪くなると、臓器の位置がずれることで副腎皮質にストレスがかかり、コルチゾールの分泌が増えることが多いです。
結果として、ストレスがたまりやすい体になってしまうのです。
メンタルケアにもなる姿勢改善
姿勢が悪くなることで、心身やホルモンバランスに悪影響を及ぼすことを理解していただいたと思います。
ということは、姿勢を改善することで、心身やホルモンバランスに良い影響を与えることがわかります。
筋肉や関節、臓器や骨盤の乱れは、姿勢をよくすることで整えられます。体に余計な負荷がかからなくなることで、肩こりや腰痛になりづらくなります。
合わせて、姿勢がよくなることで、自律神経やホルモンバランスの改善ができるので、ストレスが減り、メンタルケアにつながります。
姿勢コーディネーターが生かせる仕事
姿勢コーディネーター資格を生かしやすい仕事を2つ紹介します。
ストレッチ関連のインストラクター
1つ目は、ピラティスやヨガの講師、ジムのトレーナーなど、ストレッチ関連です。
ストレッチ関連の場所には、体に関心がある人が集まる傾向があるので、トレーニングに加えて姿勢を良くすることのメリットなどを伝えられ、姿勢コーディネーター資格の知識が生かせる職種です。
姿勢矯正の講師
もう一つが、新人研修やカルチャースクールなどの講師です。姿勢について教えられる人は、日本に不足しています。
そこで、姿勢コーディネーター資格を持ったあなたが、姿勢のプロフェッショナルとして、姿勢を良くすることの大切さを色々な人に教えていくのです。
教える仕事に興味があるなら、非常にやりがいがある職種と言えます。
姿勢コーディネーターの魅力
本記事では、姿勢コーディネーター資格について紹介しました。
最後に、姿勢コーディネーター資格の魅力を3点お伝えします。
- 姿勢コーディネーター資格を勉強することで、人間の体について深く理解できる
- 姿勢コーディネーター資格の知識をあなた自身が実践することで、あなた自身が健康的に生活できる
- 姿勢コーディネーター資格を取得することで、「姿勢のプロ」として仕事ができる
姿勢を良くすることは、資格の有無に関わらず、医学的な面からも推奨されています。
姿勢コーディネーターの内容を実践することで、あなた自身が健康的に生活できることに加えて、周りからも良い印象を持たれるようになります。
また、「姿勢のプロ」は、日本にはまだまだ多くないので、人とは違った資格を取りたいときは、姿勢コーディネーター資格がおすすめです。
人生に生かしやすい姿勢コーディネーター資格は、たくさんの人におすすめしたい資格です。
コメント