つぼ押し士の資格は、つぼの位置や押す方法や効果を十分に習得し、つぼ押し士として施術できるレベルであり、講師としての活動も認定する資格です。
つぼ押しは手軽に行える健康法や美容法として注目されています。つぼの見つけ方や知識や方法を専門的につけると、大きな効果を期待できます。
ここでは、つぼ押し士の資格についてまとめていきます。
つぼ押し士資格(旧:健康つぼ押しインストラクター)が求められている理由
パソコンやスマホの普及で便利になった反面、長時間の使用により、目や体の疲労がたまるなどの悩みを抱える人も増えており、他にも姿勢を悪くする、体調を崩すなどの要因にもなっています。
そこでマッサージが効果的とされていますが、中でもつぼ押しに注目が集まっています。
その理由として3つ挙げられます。
- 年齢や性別を問わずにできる
- 体調改善に使える
- ビジネスとして使える
つぼ押しは若い世代だけでなく、高齢になってからでも覚えられる知識であり、性別にも影響されません。
女性でもつぼ押しであれば、マッサージのように力を気にしなくても大丈夫です。
つぼ押しによって疲労回復やリラックス効果も期待できます。さらに病状の改善も確認されており、WHO(世界保健機関)も治療の効果を認めています。
そしてつぼ押しは、エステやサロンなどの店舗でもサービスとして行われています。
年齢を問わずつぼ押し士になれるため、ビジネスチャンスも高く、他にも自宅で開業というケースも増えています。
こうした背景から、つぼ押し士の資格が重要となってきっており、資格取得への関心も高まっています。
一般人だけでなく、マッサージ師も積極的に取得しているなど、施術に関わる方にとって求められている資格です。
英国式・タイ式つぼ押しも学べる
つぼ押し士になるために、つぼの位置や効果や押し方ど学ぶ必要があります。施術についても、英国式、タイ式、中国式、ドイツ式、東洋式、西洋式などに分かれています。
その中でも英国式やタイ式が、人気が高いです。
英国式の場合、親指の腹を使ってふくらはぎや足裏をつぼ押しします。足の裏にはたくさんのつぼが集まっており、押す位置により効果もかわるため、専門知識が必要です。
体調改善だけでなく、リラクゼーションの効果も狙っています。健康や美容やリラックスのために受ける女性が多いのも特徴です。
タイ式では、足裏だけでなく、足の甲の施術も目立ち、施術では指以外にも棒も使います。
押し方についても流していくような印象という声も聞かれ、痛みについても多少あるという人もいますが、効果は抜群なので、タイ式を利用する人も多いです。
これら2つの方法についても学べるのは、大きなメリットでしょう。
自分の好みに合わせて、エステなどの勤務を希望する場合には、その店の施術方式に合わせて学んでみてください。
よくある体調不良への対症療法に
つぼ押しは知っていても、なぜ体にいいのか、その理由までは詳しくわからないかもしれません。
説明していくと、実はつぼを押すと、神経や自律神経に刺激が伝わり、その結果臓器や気管の働きを活発になったり、血流がよくなったりするのですが、こうした仕組みもこの資格で覚えられます。
たとえば、次のような体調不良にも効果的です。
No | 種類 | つぼの名称 | 場所 |
1 | 肩こり | 肩井(けんせい) | 首のつけねと肩先の中間 |
2 | むくみ | 湧泉(ゆうせん) | 足裏の中指と土踏まずの間 |
3 | 腰痛 | 委中(いちゅう) | 膝の裏の中央 |
4 | 胃もたれ | 中浣(ちゅうかん) | みぞおちとへその中間 |
これらはほんの一部にすぎず、同じ症状でも対応するつぼは複数あり、個人でもつぼによって効果に差が出ます。
効果を最大限に引き出し、安全につぼ押しの施術を施すためにも、資格を身につけることには大きな意義があります。
つぼを覚えて体調コントロールを学ぼう
年齢を重ねるにつれて、誰でも体調を崩しやすくなります。この時に、薬を服用するのもいいのですが、飲み続けるとなると副作用などの弊害も心配です。
健康的に体調を改善したいときにこそ、つぼ押しがおすすめです。
つぼの位置や押し方がわかることによって、手軽に行えるようになり、仕事や家事の合間にもできるのも魅力です。
また、エステやサロンに行かなくても、自宅や職場でほんの短い時間にできてしまいます。
そして、資格を持っていれば同居する高齢者へつぼ押しをして、介護予防にもなります。もちろん小さなお子さんの体調不良の改善や、体調を整えるのにも役立ちます。
自身も資格取得をしてから、体調が安定している、よくなったという声も多数聞かれます。資格取得後は講師としても活動して、体調管理の方法を周りの人達へ広められるメリットもあります。
つぼ押し士の資格についての魅力も伝わったかと思います。
この資格で得た知識や技能は体調回復からビジネスにまで役立ち、さらに本人だけでなく周りの人のために使える非常に役立つのもメリットです。
ぜひ参考にして、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
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