ペット介護インストラクター資格は、自宅や動物病院、専門施設など様々な分野で活躍できる仕事として、人気が高まっています。
より詳細な内容を知りたい方は、是非資格公式サイトもご覧ください。
ペット介護インストラクター資格が求められている理由
近年特に注目を集めるペット介護インストラクター資格ですが、なぜ人気があるのでしょうか?
5頭に1頭が老犬・老猫という「ペット社会の高齢化」が進む現代には、早急に必要とされているからです。
ペット介護インストラクター資格はこれらの知識が身につきます
- 犬や猫の基本の介護方法
- 聴力低下や視力低下への対処方法
- 適切な食事の与え方
- 排泄の介助の仕方の知識を持ち指導できるようになる
資格取得を通して、ご自身のペットが老犬・老猫になった時に適切な介護ができるだけではなく、カルチャースクールで講師活動をするなど、活躍の場が広がります。
ペット介護インストラクター資格自体は、受験資格は特に定められて無いので、興味とやる気があれば誰でも受験出来るようになっています。
10000円の受験料で在宅受験が可能で、2ヶ月毎に試験が受けられるようになっており、気軽にチャレンジできるのも魅力です。
ペットだけではなく飼い主の高齢化も進んでおり、ご自宅でペットのお世話が飼い主の負担になっている現状も多くあります。
ペットの健康を守るための知識を持ち、高齢化したペットの食事・排泄の介助などの体系的な知識が身につく、ペット介護インストラクターの資格は注目され、ペット介護のスペシャリストとしてのペット介護インストラクターの需要は高まりつつあります。
ペットの介護も人間同様大変
話せないペットの介護は、ある意味人間以上に大変です。
長年共に暮らした家族の一員なので、できることなら長く元気に生きてもらいたいと思うのは当然です。
しかしペットは私たちよりも早く年をとるので、ペットの介護問題は避けては通れません。
例えば、犬の場合個体差はありますが、8〜10歳頃から変化が出てきます。
人間と同じですが、被毛の艶がなくなり、動きも鈍くなり、体力や内臓器官の機能が低下し、病気もかかりやすくなります。
そのため、これまで以上の注意や介護が必要になります。
本当はそばにいてお世話してあげたいところですが、家族の方は日中、お仕事に出たりするため、どうしてもペットは家に残されることになります。
視力・聴力低下への対応も
私たちと同じでペットも高齢になると視力・聴力が衰えてきます。
最近よくものにぶつかっている、恐る恐る歩いている、そういう様子が見られたら、視力が落ちているのかもしれません。
8〜12歳が初老、12歳以上で老犬と定義されますが、「視力の低下」も加齢によるものです。視力が落ちると家の中でも思わぬ事故を招きます。
ペットの視力・聴力が低下した時の対応としてできることをご紹介します。
視力・聴力低下に伴い恐怖心を抱きがちです。頻繁にスキンシップをとり、不安感や恐怖心を和らげます。
周りの状況を把握しにくくなるので、急に触ったり、大きな音で驚かせたりしてしまうと、恐怖心から攻撃的になることもあります。
ものにぶつかったり、段差でつまずいたりするので、ペットのテリトリーには邪魔なものを置かずに、バリアフリーにします。
トリミングの時などに、ひげをカットしないようにします。髭の毛根部分には温度、風向き、物の位置などを確かめられる神経が通っています。
視力・聴力の落ちたペットにとってはとても大事なセンサーの役割があります。
暗いと視界が悪くなります。体力も落ちているので、夏の暑い時間は避けます。
ボケや徘徊対策などが必要な場合あり
老化によって脳神経細胞の活動が衰え、ボケや認知症になるのはペットも同じです。
早ければ12〜13歳から始まります。20歳以上になっても元気な老犬もいるので、個体差はあります。
ただ、柴犬などの日本犬は比較的発症しやすい犬種だと言われています。
認知症の症状はどんなものがあるのでしょうか。
認知症は徐々に起っていき、進行していきます。
病気が悪化して、回復した後に急に症状が出ることもあります。
- 夜中に突然、単調な声で鳴き続ける
- 前にのみトボトボ歩く、円を描くように歩く
- 狭いところに入りたがるが、後ずさり出来ない
- 飼い主も自分の名前もわからない
- 撫でたり、抱いたりしても喜ばずに何事にも無反応
- よく寝て、よく食べるが下痢もしてないのに痩せてくる
- 昼寝が増え、夜間眠らないで徘徊する
- 言葉で合図しても応えない
- トイレの失敗が増える
話せなくても、家族の一員として大切なペットの介護をするために、ペット介護インストラクター資格を勉強することはとても意味があります。
ペットの健康状態を把握し、適切なケアを行うことでペットも快適になり、寿命を伸ばすことにもつながります。
ご家庭のペットの介護はもちろん、動物医療や福祉の現場でも役立つ資格です。
この記事があなたの挑戦を後押しできれば、幸いです。
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