ハンドメイドマイスター資格は、「縫う・編む・染める」3つの技法についての知識を所持するとともに、クラフト製作の技術をある程度習得していることを認定する資格です。
当記事では、ハンドメイドマイスター資格の学習内容、および資格の取得によって得られるメリットについて紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい場合は、資格公式サイトも合わせてご確認ください。
ハンドメイドマイスター資格(旧:クラフトハンドメイドマイスター)で学べること
ハンドメイドマイスター資格では主に、ハンドメイドを行う中で必要な基礎知識について学びます。
以前はクラフトハンドメイドマイスターと呼ばれていましたが、この名称に変更となりました。なお学ぶ内容や合格基準には一切変更ありません。
素材や道具の種類を覚えつつ、実際のクラフト作品の製作方法についても学んでいけるため、実践的な知識を得られる資格です。
ハンドメイドマイスター資格で学べるのは、大きく分けて下記の3つの項目です。
- 「縫う・編む・染める」のハンドメイドの本格的な製作方法
- 素材の選び方
- 手作りのカバーやカーテンの製作手法
ハンドメイドマイスター資格の取得によって得られるメリット
この資格では、さまざまな小物や家具の作り方を学びます。そのため、取得を目指すことで自宅のインテリアや子供の持ち物を一から作れるようになります。
近年では、フリマアプリやハンドメイド作品の販売サイトも流行っており、ハンドメイド市場はますます拡大しています。
お小遣いを稼ぐ目的としても、十分に活躍する資格です。
「縫う・編む・染める」のハンドメイドをもっと本格的に
この資格の取得によって学べることの1つ目は、「糸で縫う・編む」「布を染める」といった技術の基礎的な部分です。
「縫う」について
まずは「縫う」という点に着目した学習を行なっていきます。
縫う際に使用する道具や基礎的な知識、ステッチの縫い方、縫い代の処理など、幅広く学ぶ必要があります。
手縫いはもちろん、ミシンの扱い方についても覚えていきます。
「編む」について
この資格では、「編む」という技法についても広く学びます。
編む際に使用する道具や基礎知識、さまざまな編み方の技法、編み終わった糸の始末方法などを覚えていきます。
「染める」について
上の二つのほか、「染める」技法についても学びます。
こちらでは、染めるために必要な道具と基礎的な知識、紅茶染めの方法、およびその際の注意点について学びます。
これら3つの技法を基礎から学んでいくことで、幅広いハンドメイドの技術を得られ、より上質な作品製作が可能になります。
作品製作の幅が広がる
例えば、「縫う・編むといった手芸は経験があっても、染めるところから行ったことはない」という方も多いのではないでしょうか。
このように、普段からハンドメイドを嗜んでいる方でもより幅広い技術を習得していけるのがこの資格の魅力です。
今までよりもさらに踏み出した手法を学び、多角的なクラフト製作技術を身につけられます。
素材の選び方も学べる
またこの資格では、クラフト製作で頻繁に使用される素材の種類についても幅広く学んでいきます。
初心者はもちろん、以前からハンドメイドを得意としている人でも、使用したことのない生地について深く知るようになると、より関心を深められます。
今までに見たことのない素材に触れることによって、製作物の幅が広がります。
素材の組み合わせ方を変えるだけでも、完成品に違った味が出るため、いつもとは異なる観点でハンドメイドが楽しめるはずです。
資格勉強をする中でお気に入りの生地を見つけたら、その生地で色違いの作品を作っていっても楽しいでしょう。
どの生地を使って物を作るか、そういった部分から考えていけるのも、ハンドメイドの楽しさの一つです。
適した素材選びができるようになると、より奥深いハンドメイドの魅力を感じられます。
手作りのカバーやカーテンも作れる
この資格の取得によって、さまざまなアイテムのハンドメイドスキルが身につきます。
お家の小物や家具など、身近なものがたちまちあなたの作品に。
例としてここでは、カバーやカーテンといった作品について紹介します。
カバーを手作りする
この資格について学ぶことで、さまざまなカバーが製作可能となります。
例を挙げると、以下のような作品の作り方も学べるようになっています。
- 丸型のクッションカバー
- サイコロのようなキューブクッション
- ボックスティッシュカバー
柄や素材を自由に選んで、自分だけのカバーが製作できるのも魅力ですよね。
カーテンを手作りする
学習が進むと、カーテンのような上級者向けのハンドメイドにも挑戦できるようになります。
まずは代表的な窓やカーテンレールの種類について学び、カーテンの構造に対する知識を深めます。その後寸法の目安についても知っていき、最終的には両開きのプリーツカーテンとカーテンタッセルを製作します。
お店に売っていそうなほど本格的な作品が製作できるため、自然と自信もついてきます。
身近なものがハンドメイド品になる楽しさ
日常生活で持ち歩く道具やお家のアイテムが作れるようになると、仕事や家事の時間が数倍楽しくなります。
また、家具に自分好みのデザインを施すことによって、部屋の雰囲気もガラリと変わります。家にいることの多い方は、それだけで気分が上がるはずです。
実践的な内容のため、努力の成果が見えやすいのがこの資格です。一つ作品を作り終えるたびに、「次はもっと良い作品を作ろう」と常に高いモチベーションで学び続けられるはずです。お気に入りの作品ができた日には、友人に自慢したくなるかもしれません。
丹精込めて手作りした作品は、見ているだけでワクワクするはず。知識や技術を身につけて、ぜひ身の回りにある物を自分好みに製作してみませんか。
ハンドメイドマイスター資格を取得することで得られる知識は、どれも作品作りに活かせる実用的なものばかり。
クラフト制作を行うことで作品をネットやフリーマーケットで販売できるほか、講師となって、ハンドメイドの教室も開ける、そんな可能性も広がるのです。
もちろん、自分や家族の持ち物を手作りできるのも魅力の一つ。持ち歩くアイテムやお家のインテリアが、世界で一つのおしゃれなものに変わります。
趣味としても副業としても役に立つ資格。勉強から受験まで全て自宅で済ませられ、忙しい方や外に出るのが難しい方でもお家でコツコツと学習を進められるのです。
楽しく趣味を続けながら取得できるため、ハンドメイドが好きな方にとっては大変嬉しい資格です。
この記事を参考に、ハンドメイドマイスターの資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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