チャイルド心理カウンセラー資格は、胎児期から思春期までの子どもの発達や心理についての知識を十分に持ち、子育ての悩みや問題に対し、カウンセリングやアドバイスを行える技術や知識を有していることを証明する資格です。
資格取得後は、自身の子育てに生かせるだけでなく、カウンセラーとしての活動ができます。
ここでは、チャイルド心理カウンセラー資格で身に付けられる学習内容を項目ごとにまとめています。
より詳細な情報を知りたい方は、ぜひ資格公式サイトをご覧下さい。
チャイルド心理カウンセラー資格で学べること
チャイルド心理カウンセラー資格について解説する前に、まず「チャイルド心理」について説明していきます。
チャイルド心理とは、胎児期から乳児、幼児、学童、思春期までのそれぞれの子どもの心の働きや精神の状態のことを言います。
子どもの発達に応じた心理的な知識がチャイルド心理学です。
チャイルド心理カウンセラー資格で学べることは、大きく分けて3つあります。
- 子どもの心の成長・精神と叱り方
- 子どもとの接し方を早めに学べる
- 子どもの行動と気持ちの表れについて
ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
子どもの心の成長・精神と叱り方
子どもの成長にとって、幼少期から青年期は人格形成における非常に大切な時期と言われています。
とりわけ心の成長は親による影響が大きく、親との関わり方で、心の成長に大きな差が出る為、チャイルド心理と子育ては切り離せません。
子どもは胎児期から、乳児、幼児、学童、思春期と成長していきますが、それぞれの時期でできることや理解できることは異なっています。
チャイルド心理学の知識がないと、成長に付いていけず子どもの心とすれ違いが起きるかもしれません。
身体と心の成長は別物です。心の成長には、精神的サポートが重要になります。
どの段階でどれくらいのことができて、それくらい理解ができる、そのような知識を盛っていると、それぞれの時期に応じた適切なアドバイスができるようになり、余裕を持って子どもと向き合えるでしょう。
子どもはある程度の年齢に達しないと、自分の気持ちを上手く表現するのは難しいものです。言葉で伝えられない代わりに、心の内側が表情や態度、しぐさに現れます。
「今こういう気持ちだからこんな行動に出るんだな」と親が理解していると、頭ごなしに怒ることなく、子どもの心に寄り添いながら正しく叱り、指導ができます。
チャイルド心理学を身に付けていると、子どもが何を感じているか察せられ、それに応じた適切なアドバイスも行えるようになります。
余裕を持って子どもの心と向き合うことで、幼稚園や保育園、学校で起こった良いことも悪いことも、なんでも話せる良好な関係を築けるでしょう。
子どもとの接し方を早めに学べる
チャイルド心理カウンセラー資格では、子どもの成長段階に応じた心理や、段階ごとの対応の仕方、親としての子どもとの関わり方、成長に伴う悩みや問題への対応の仕方などが学べるようになっています。
まだ子どもと多く関わったことのない方でも、前もって学び知識を身に付けることで、いざその場と対峙した時、余裕を持った対応ができるでしょう。
また、子育てに不安や悩みを抱える方へカウンセリングを行い、適切なアドバイスをしたり、子育てや子供の成長に関する講演したりなど、活動の幅が広がります。
チャイルド心理学を学び、実際の子育てに生かす、子育てで悩む方へ向けて手助けをする、など可能性の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
子どもの行動と気持ちの表れについて
子どもは産まれてからしばらくは言葉を話せません。また話せるような年齢になっても、自分の心の内側を上手く伝えることはなかなか難しいものです。
その為、自分の心の状態をしぐさや行動、態度によって表現しようとします。この表現から心理を読み取り理解することで、子どもとの適切な関わり方ができるようになります。
- 指しゃぶりや爪を噛むしぐさ…子どもが不安や寂しさを紛らわしている表れ
- 唇を噛んだり唇を上にあげていると、我慢しているしぐさ、突然激しく泣いたり暴れたりする癇癪
…親に対する不安から来る情緒不安定な状態 - 物を壊したり隠したりする行動…親からの愛情不足を感じてもっと「自分を見てほしい」と感じている時に出る行動
子どもは全てにおいて素直であり、正直です。こういった場合、子どもに問題があるのではなく、周りの環境や親の言動・行動が原因であることが大半です。
なぜこういった行動に出るのかを親が理解していることで、子どもが成長する上でより良い環境を作ることができるでしょう。
チャイルド心理カウンセラー資格は、子育てをこれからされる方や現在子育て中の方はもちろん、子どもと接することの多い職業の方には大変役に立つ資格ということがご理解頂けたかと思います。
ご自身や子どもたちのより良い人生の為、ぜひ資格取得を目指してみられてはいかがでしょうか。
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