ゆがみ矯正インストラクターは、骨格のゆがみを矯正する、整体にまつわる知識を持っていると認定されており、ゆがみに関するレクチャーをする講師活動を行う場合もあります。
ゆがみ矯正インストラクター資格は、日頃のセルフケアで正しい姿勢を保つために役立ち、ゆがみに悩む人に的確なアドバイスもできるため、人気が高まっている資格です。
ゆがみ矯正インストラクター資格が求められている理由
女性は骨格のゆがみに関してご存じの方が多いと思います。
しかし実は男性であっても、長時間パソコンやスマートフォンを使ったり、足を組むクセがあったり、同じ腕にばかりカバンをかけていたりする人は、体にゆがみがある可能性があります。
猫背やO脚、X脚などが代表的ですが、先に述べたような生活習慣があると、体に適切でない負荷がかかってしまい、その結果として骨格がゆがんでしまうのです。
骨格がゆがむと、まず見た目の印象が悪くなってしまいます。
肩こりや腰痛に悩まされるようになるかもしれません。内臓が圧迫されるため、機能低下を起こしてしまうことも。
基礎代謝が落ちるため、ダイエットしてもヤセにくい体質になってしまう恐れなどもあります。
そのため、ゆがんでしまった骨格は、一度しっかり調整する必要が出てきます。
そこで注目されているのが、ゆがみ矯正インストラクター資格。
骨格のゆがみに関する知識が備わっているという証明になる資格です。
この資格を得ることによって、男女問わず自分のゆがみを的確にケア出来るようになり、講師として骨格のゆがみに悩んでいる人に対してレクチャーすることが可能になります。
性別ごとの施術を学んで実践できる
ゆがみ矯正インストラクター資格の取得には、施術用の器具のタイプや使い方といった整体に関する基本から、筋肉を調整するためのテクニック、そして性別ごと・年代ごとの整体テクニックなども学ぶ必要があります。
特に女性と男性は体のつくりが違うので、それに合わせた適切なテクニックを知ることは自分自身のケアをするためだけでなく、講師として活躍する上でも重要です。
例えば骨盤ひとつを取っても、上から見ると女性は楕円形、男性はハートのような形になっています。また柔軟性のある女性よりも、男性の方が関節が安定しています。
骨盤のゆがみ方にも性差があります。特に産後の女性は、妊娠・出産で開いた骨盤が、左右や前にズレたままになっているケースがよく見られます。
それに対して男性は、骨盤が前に傾いてしまうケースが多く見られます。女性よりも男性の骨盤の方が締まっているため、男性は股関節がガチガチになってしまうことも。
このように、性別によって多く見られる症状に違いがあるので、性別によるテクニックの違いを学ぶことは、とても大切です。
一般的に、女性のゆがみは「締める」、男性のゆがみは「ゆるめる」ことが基本ですが、ゆがみ矯正インストラクターでは、こうした違いをしっかり学べるのも大きなメリットです。
ストレッチや徒手でできる施術を学べる
ストレッチや徒手(手でおこなう施術)を学べるのも、ゆがみ矯正インストラクター資格を取得するメリットに挙げられます。
長時間のパソコン作業などで同じ姿勢を続けがちな人は、器具いらずのストレッチや徒手を覚えて実践することで、肩こりや腰痛とも無縁になれるでしょう。
特にストレッチは、ふとした時にちょっと体を伸ばすだけで、気軽にストレスや運動不足を解消できるのも大きな魅力。大きく息をするため、自律神経を整え、リラックスさせる効果もあります。
少し前にもストレッチが流行しましたが、コロナ禍の今は普段よりも家にこもりがちなので、以前よりもさらにストレッチが重要になってくるでしょう。
症状別の対処法を学べる
体のゆがみによって起こる症状は人によって違うので、症状別の対処法を学べることも、ゆがみ矯正インストラクター資格を取得するメリットとして挙げられます。
ゆがみの矯正をするには、まず整形学検査法、神経学検査法といったチェックを行って症状をしっかりと見極めます。
その後、それぞれの症状に応じたアプローチを行うのですが、症状別のテクニックに詳しければ詳しいほど、ケアが的確で充実したものになります。
例えば肩こりについて。肩こりはツラいところだけを揉んでも一時的な解決にしかなりません。
肩こりの原因を調べた上で、筋肉をほぐしたり、首や背骨の矯正をしたりして、正しい姿勢に導いていきます。
O脚の場合、足首の筋肉や股関節、膝関節などをゆるめたりするといったアプローチ方法があります。
ゆがみ矯正インストラクター資格では、こういったテクニックをたくさん学べるので、症状別の的確な対処法をしっかりと頭に入れられます。
このように、ゆがみ矯正インストラクター資格は、性別を問わずにニーズがある、ゆがみ矯正に特化した資格です。
日頃から自分のゆがみをケアして正しい姿勢を保てるようになり、骨格のゆがみで悩んでいる人に的確なアドバイスもできるようになるでしょう。講師として活躍する道もあります。
骨格のゆがみ自体は病気ではありませんが、ゆがみは生活の質を下げて、将来の病気にも関係してくるやっかいなものです。
自分のため、身近な人の将来の健康のためにも、ゆがみ矯正インストラクター資格は取得しておくと大きなメリットがあります。
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